米食を考える

著者:南 尊一郎

米食を考える

皆さんは毎日の食事に何を食べられますか?

健康や慢性の症状に大事なものは生活習慣を変えることです。その中で日々当たり前にとっている食事は重要なポイントです。日常的にどんな運動をすれば良い、サプリを飲めば治る、色々な話がありますし、特に慢性的につらい症状を抱えている方々の中には試した方も多いと思います。 それでも変化が見られないのであれば今までの生活を見直し症状を改善させ、健康について考える必要性が有ります。 今回は日常的に食する米について紹介します。

さて、米食が縄文時代から弥生時代にかけて大陸から入ってきました。今の米とは違い色つきの古代米と言われています、この古代米は白米に比べタンパク質・脂質・リシン・トリプトファン・ビタミンB1ビタミンB2・鉄・マグネシウム・カルシウム・亜鉛・アントシアニンなど体にいい成分が多く含まれていました。

さて、ここから時代は進み今の米が出てくるまでは時間がかかります。江戸時代までは古代米が主流で今の米は献上用のもので税金でした、当時藩は○○石と言われます、これは米の収穫高であり米が一つの通貨の形として認められていたと考えられています。当時大多数を占めていた農民や小さい商人・下級武士などが通貨とされる米を日常的に食べられたとは思えません、そのことが良く分かる言葉に「白いまんま毎日食べられるからな」と女衒(当時の女の子を買う人買い)に買われる女の子を説得させるための言葉からみえてきます。米は大変貴重なものだったのですね。

江戸も時がたち贅沢品として米が精米されて白米が出てきました。江戸に住む粋な人たちは高い白米を食べたそうです、そのため栄養が偏り江戸煩い(脚気)がはやりました原因不明の奇病とされていましたが、なぜか田舎で暮らすと治ったそうです。その原因が白米だと知られたのは随分と後になってからでした。

ちなみに下は100グラム当たりの玄米と白米の比較です。

成分 白米 玄米
炭水化物 77.1g 73.8g
タンパク質 6.1g 6.8g
脂質 0.9g 2.7g
食物繊維 0.5g 3.7g
ナトリウム 1㎎ 1㎎
カリウム 88㎎ 230㎎
カルシウム 5㎎ 9㎎
マグネシウム 23㎎ 110㎎
リン 94㎎ 290㎎
0.8㎎ 2.1㎎
亜鉛 1.4㎎ 1.8㎎
0.22㎎ 0.27㎎
マンガン 0.8㎎ 2.05㎎
ビタミンE 0.2㎎ 1.3㎎
ビタミンB1 0.2㎎ 1.3㎎
ビタミンB2 0.08㎎ 0.41㎎
ビタミンB6 0.12㎎ 0.45㎎
葉酸 12㎍ 27㎍
ナイアシン 1.2㎎ 6.3㎎
パントテンサン 0.66㎎ 1.36㎎
βカロテン 0㎎ 0.1㎎

 

栄養成分では玄米が圧倒しているのが理解していただけるでしょうか、ただの玄米でこの成分ですから昔の人たちが食べていた古代玄米はもっと栄養価は高かったのでしょう。白米は文字どおり「粕」(かす)なわけです。

それでも人が生きていく上での必須栄養素には足りません、どんなに白米よりも多い栄養素を保有していても基本は炭水化物、炭水化物は体内でグルコース(糖)にしかなりません、それにグルコース(糖)は必ずしも体に必要な栄養ではありません。 何故なら人体を構成するうえで水分を抜いた60%はタンパク質でほとんどを占めています、ちなみに糖質は体の糖新生という働きで糖質以外の物質から糖質を生成できます。

米食は必ずしも必要ではないのです。むしろ慢性の症状をもつ方々は体を治すのに必要な栄養素を摂る為に米以外の食物を摂ったほうがいいくらいなのです。

ではどんな食事をとれば体は回復に向かうのか。

間違った食生活をすることは健康になるどころか体を壊してしまいます。

食に関する疑問や、その他体に関する質問等ありましたら当院へご相談ください。

ご予約は047-460-9418までお気軽にどうぞ。

 

著者について

南 尊一郎 administrator

慢性的な腰や肩の痛みや痺れの鍼治療専門家。祖母が脳血管疾患で半身麻痺になり、YNSA治療法で回復していく姿に感動し鍼治療家となることを決意する。創始者の山元先生主催の勉強会でお会いしたYNSA藤沢操体診療所の遠山先生に師事し指導を受ける。鍼による症状の改善だけでなく日常的にできる筋肉トレーニングの指導をしています。当院では体だけでなく、心のケアも大切であると考えており、カウンセリングを丁寧に行うよう心がけています。

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