なぜ口呼吸で無く鼻呼吸にすべきなのか2

著者:南 尊一郎

なぜ口呼吸で無く鼻呼吸にすべきなのか2

知っていますか唾液の力?

唾液と聞いてどんな役割を持っているのか、汚い、臭い、ねばねばする、あまりいいイメージをお持ちでない方もいらっしゃると思います。それに、唾液の役割は食べ物の消化、呑み込みやすくするだけ、そのようなイメージではないでしょうか。実は違うんです、唾液は近年その素晴らしい力で見直されています。

そもそも唾液って何でできているの?

唾液の成分のほぼ99%は水分が占めています。その他にナトリウムイオン・カリウムイオン・カルシウムイオン・塩化物イオン・重炭酸イオン・無機リン酸・マグネシウムイオン・亜硝酸イオン・フッ素イオンなどの無機物とリゾチーム・ラクトフェリン・ヒスタチン・カタラーゼ・ペルオキシダーゼ・シアロペルオキシダーゼ・ミエロペルオキシダーゼ・アグルチニン・ディフェンシン・免疫グロブリンIgA・免疫グロブリンIgG・免疫グロブリンIgM・アミラーゼ・マルターゼ・リパーゼ・プロリンリッチタンパク・スタセリン・シスタチン・など様々な有機物が含まれます。さらにパロチン・IGFなどのホルモンなど。思っていたよりも多いと感じた人が多いと思います。

実は凄い唾液の力‼

唾液の力は多岐にわたり、私たちの体に無くてはならない役割をはたしてくれています。

  1. 消化:唾液に含まれる酵素の働きで食物を分解し吸収しやすくします。
  2. 咀嚼補助:味物質の分解・湿らせ硬いものを噛みやすくします。
  3. 洗浄:食物のカスを洗い流し、歯垢の沈着を妨げ歯石を防ぎます。
  4. 抗菌:常に口の中を湿らせ菌の繁殖を防ぎ虫歯や歯周病の予防をします。口臭予防にも
  5. 殺菌・消毒:外気や食物に含まれる細菌やウイルスをからめとり無毒化、もしくは外に出します。
  6. PH緩衝:PHを一定に保ち歯の解けるのを防ぎ、菌の温床になるのも防ぎます。
  7. 修復。保護:歯の表面に膜を作り保護し、歯の再石灰化で歯を修復します。
  8. 肉体の修復・老化予防:パロチン・IGFは成長因子、細胞増殖因子と言われ体のけがの修復や発育・老化防止を行います
  9. ストレス発散:唾液で疲労度やストレスが分かる、そんな話を聞いたことがありませんか?これは唾液の中に分泌されるストレスホルモンのコルチゾールが関わっているのですが、そもそも何故出るのか。実は血中からストレスホルモンを出してうつ病の予防やストレス発散による肉体の回復などに充てているからです。
  10. がん予防:WHOで赤身肉に発がん性が有ると発表されましたが、実は野菜にもフラボン化合物という発がん物質が含まれます焼き魚の焦げや、生魚でも野菜と一緒にとることにより亜硝酸塩に変わりこれも発がん物質です。発がん性物質は日常にあふれています。魚も肉も野菜も発がん性が有るから食べない、そんな選択をしたら餓死してしまいます。でも大丈夫です、唾液には発がん物質を、ベルオキシターゼ・カタラーゼ・アスコルビン酸(ビタミンⅭ)などで無毒化できます。

いかがでしょうか、思っていたよりも素晴らしい効果がたくさんあったと思います。これだけ多くの役割を持つ唾液ですが、鼻呼吸ではなく口呼吸をしてしまうと分泌量が減り体を正常に保てなくなります。

癌や口腔内の環境だけではありません、⑧で書いたようにストレスを発散させ慢性的な体の不調やうつ病や不眠などの不定愁訴の予防と回復にも役立ちます。唾液をよく出すには出なくなる要因の口呼吸をやめるのが大事なことです。

健康のために今日から口呼吸をやめて鼻呼吸をして生活していきましょう。

当院ではトレーニング方法や対策のご相談にものっています。

ご予約は047-460-9418までどうぞ。

著者について

南 尊一郎 administrator

慢性的な腰や肩の痛みや痺れの鍼治療専門家。祖母が脳血管疾患で半身麻痺になり、YNSA治療法で回復していく姿に感動し鍼治療家となることを決意する。創始者の山元先生主催の勉強会でお会いしたYNSA藤沢操体診療所の遠山先生に師事し指導を受ける。鍼による症状の改善だけでなく日常的にできる筋肉トレーニングの指導をしています。当院では体だけでなく、心のケアも大切であると考えており、カウンセリングを丁寧に行うよう心がけています。

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