いつまでも歩くためにできることとして、最も簡単で確実な方法は歩くことです。そもそも人は「動物」の仲間です。この動物とは「動く」「物」であることを表します。そして人体を動かす最も基本的な動作は歩くことです。当然歩行が筋肉を鍛える基本になります。筋肉が鍛えられることの他に心肺機能の強化や生活習慣病の予防と治療、老化予防にも効果的です。
「緩歩」:「かんぽ」は、おしゃべりしながら歩く速さで一分間にートルくらいの速さです。この歩き方は頭の働きが活発になり勉強や記憶力・考えをまとめるのに向いています。
「平常歩」:「へいじょうほ」は、基本的な歩き方です。一分間で70~80メートルくらいの速さで、この歩き方は多くの人が無意識的に行う、最も楽な歩行になります。
「速歩」:「そくほ」は歩幅を広くして腕を大きく振り風を切るように歩く速さです。一分間で90~100メートルくらいの速さで、この歩き方は腕を大きく振ることと、歩幅を大きくすることで全身の筋肉を鍛えるのに向いていますし、生活習慣病の予防や治療、健康増進に最も適した歩き方です。
「競歩」:「きょうほ」これはオリンピック競技にも採用されているスポーツになります。今まで運動をしてこなかった方で健康増進を考えるのであればしないほうがいいでしょう
走ることと歩くことの違いは多くあります、基本的には足がどちらか片方地面についているほうが歩行で、両足が地面についていないのが走ることになりますが。その他に足腰にかかる負担は歩行ではほとんど変わりませんが走るのでは3倍近くかかることもあるそうです。また心肺機能にかかる負担も歩行(速歩)では一分間の心拍数は120以下ほどですが走りの場合一分間で140以上になることも、常日頃から筋トレや運動をしていて心肺機能や足腰の関節を支える筋肉が付いていれば走ることも間違いではありませんが健康維持のためであれば歩くことをお勧めします。
歩くことは「動物」の基本です、生活習慣病やなかなか治らない慢性の症状に悩んでいる人、うつ病や老化現象と諦めてしまっている方々はぜひ歩行から始めてみてください。一日30分から「速歩」を行うことで体を健康にしていきましょう。
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